栄養士のお仕事大百科

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栄養士以外のお仕事を考えたことはある?

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栄養士・管理栄養士養成学校に通っていても、全員が栄養士として就職するわけではありません。当編集チームが調査したところ、イメージと事実にギャップがあり、せっかくの栄養士の仕事を手放した方もいるようです。

栄養士の学校に通っていたにもかかわらず、別業界に就職した方にどうして栄養士以外の道を選んだのか聞いてみた上で、どんなポイントが事実と異なるのかを解説していきます。

栄養士以外の職業を選んだケース

CASE1:マーケティング会社で営業を選んだ女性

資格がある職業がよいなということと「食べることが好き」という理由で、栄養士が目指せる大学で“スポーツ×栄養”、“美容×栄養”など複合的に学びました。

学生時代、アルバイトやインターン、教育実習で多くの価値観を得ることができましたが、栄養士の仕事は、特定の場所で特定の知識を追求する研究者のようで、人との関わりが少なく、出会える人が限られ価値観が偏りがちになるのでは…と感じました。もっと多くの人と出会い、社会を知る仕事がしたいと思い、栄養士にはなりませんでした。

このケースで起こっている勘違い

【勘違い1】
栄養士の仕事は、特定の知識を追求する研究者のようなもので、
同じ仕事になりがち

栄養学の進歩や新しい食材、健康法などを常に学び続け、最新の情報を取り入れて栄養士は仕事を行います。また、食に関する社会問題やトレンドにも対応するため、広い視野が必要です。直近では複数年に一度改定される「食事摂取基準」の2025年度版の案が発表されています。

【勘違い2】
栄養士の仕事は、出会える人が限られていて価値観が偏る

栄養士は、子供から高齢者まで、さまざまな年齢層や背景を持つ人々と関わります。これにより、多様な価値観やニーズに対応することが求められます。また同じ職場においても、別の職種との連携が必要になるばかりか、パートさんやアルバイトといった働き方が違う方々とも接するケースも多いので、むしろ多種多様な価値観に触れる中で成長していきたい人にはぴったりな職業です。

【勘違い3】
栄養士の仕事は、特定の場所に限定され、社会を知る機会が少ない

栄養士は、教育実習で行くような学校だけではなく、病院、福祉施設、スポーツチーム、企業の食堂、公共の健康プログラムなど、幅広い職場で活躍できます。栄養士として選ぶ会社によっては、転職をしなくてもキャリアに合わせて業種や職場を変えて、栄養士としての経験値の幅を広げていくことも可能な場所もあります。

CASE2:IT企業で営業を選んだ女性

「食べることが好き」だったので、好きなことが学べる栄養士の学校に入りました。卒業間近、栄養士の仕事としてイメージできたのが病院や食品メーカー。病院での仕事は大変そう…というイメージで、漠然と「自分には合わないだろうな」と。

食品メーカーの栄養士の仕事は研究するだけで、単調で価値の創造に関与できないのでは?と感じていました。自発性が求められ、他の業界と関わる職業の方が向いていると感じ営業を選択しました。

このケースで起こっている勘違い

【勘違い1】
栄養士の仕事のイメージが付いていない

CASE1と同様「栄養士として働くことのできる仕事」のイメージが限定的なことが起因している印象です。病院や食品メーカーだけではなく、幅広い業界で栄養士の需要はあり、求められるスキルや要素は共通したものもあれば、それぞれの業界でさらにプラスαで研鑽できるものもあります。イメージしにくいだけで、せっかく好きだった「食」に関われる資格職を手放してしまうのはもったいない。

このサイトでは、栄養士の職場として考えられる様々な業界の紹介と共に、各業界で働く先輩栄養士のインタビューもしているので、ぜひ参考にしてみてください。

配属現場別
栄養士の仕事内容インタビュー

【勘違い2】
食品メーカーでの仕事は、研究をするだけ。価値の創造に関与できない

むしろその逆です。食品メーカーの栄養士は、新商品の開発、品質管理、栄養成分の分析、消費者への栄養情報の提供など、多岐にわたる業務に携わることができます。研究以外にも商品開発やマーケティングに関わることも。人々の健康と生活の質を向上させるために、専門知識を使いながら食事プランの作成や栄養指導を組み立てていく、非常に価値のあるクリエイティブな職業です。

【勘違い3】
栄養士は自発性がなくてもできて、他の業界を知ることができない

自発性がないと務まらない職業です。例えば栄養指導の実施においては、対象となる人々の健康状態やライフスタイルを評価し、個別の栄養プランを作成するにあたって、個々人に適切なアプローチを見つけるために自発的な問題解決能力が必要です。

また、健康に関するプログラムやイベントを組み、栄養に関する知識を広めるためのワークショップや講演を企画・実施することも可能。新しいレシピの考案や栄養士が関わるチームの作業効率を考えるなど、いくらでも自発性は発揮できます

また、CASE1でも伝えたように、栄養士で様々な業界を知る方法もありますし、キャリアを積んでいけば、フリーランスやコンサルタント、知識を活かしてライターやYouTuberなど食に関する情報発信者として生計を立てていくことも可能です。

栄養士のスキルが活かせるキャリアの選択肢

栄養士の知識やスキルを活かせるキャリアチェンジ先にはどのような職業があるのでしょうか。
その一部を紹介していきます。

健康コンサルタント

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企業の職場環境の改善を実現し生産性を向上させる「健康経営」に携わるコンサルを含め、「食」に関わる商材やサービス全般のコンサルタントのことです。栄養学の知識、食事計画や栄養評価のスキルが活かせます。知識や経験だけではなく、カウンセリング技術や経営視点に立った課題解決力が求められます。

フードライター/ブロガー/YouTuber

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執筆か動画か、どんな媒体で執筆するのか、報酬は出版社からか広告収入からかで違いはあるものの、基本的には「食」に関する情報発信に携わる職種。

フリーランスが多く、食材の栄養価、バランスの取れた食事の提案、ダイエットや病気予防のための食事法の知識を活かしながら、健康レシピや食材・料理のレビューなど仕事内容は多岐に渡ります。

ただし、自立して収入を得られるかどうかは人によります。「栄養士」が情報発信をするというブランディングをしている方は多く、その中でどのように差別化するか、経営者視点も必要です。

食品開発・品質管理

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食品開発はCASE2でも触れたように、新商品の開発、栄養成分の分析、消費者への栄養情報の提供など、多岐にわたります。

品質管理の仕事内容も幅広く、原材料の受け入れから製品の出荷までの品質管理を担当し、検査や試験を通じて製品の安全性と品質を保証する大切なポジション。食品の栄養成分や保存方法に関する深い理解が求められ、食品衛生法やHACCPの知識も重宝されるポイントです。

パーソナルトレーナー

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利用者に対して、トレーニングプログラムを作成し、クライアントの目標達成をサポートする仕事です。栄養士として身に付けた栄養学の知識が役立ちます。バランスの取れた食事指導や栄養プランの作成ができる人材として期待されるでしょう。ただし、栄養学の中でもスポーツ栄養に関する高い専門知識は求められます。

キャリアチェンジは必ずしも簡単ではない

ただし、栄養士のスキルを活かしてキャリアチェンジする場合は、「栄養士だった」という肩書がある以上、「栄養のプロ」として見られます。いずれにおいても栄養分野に関して幅広い経験・知識が期待されるという覚悟は必要です。

栄養士として身に付けるスキルは職場によっても変わる性質もある点から、先に上げた職種の場合は、1つの職場を経験しただけだとなかなか難しいかもしれません。

ぜひ今一度ご自身の現時点までのキャリアを棚卸してみて、キャリアチェンジが必要なのか、栄養士としてもう少し経験を積む必要があるのかを考えて見て欲しいと思います。

キャリアチェンジの転職先で
気が付いたギャップ

また、栄養士の仕事そのものではないキャリアチェンジの場合、思っていたのとは違う…ということもあるようです。

当サイトの監修企業・グリーンハウスの協力を得て、栄養士の仕事以外も経験してみたい!と異業種へ転職したものの、また栄養士にカムバックした方々にお話を伺いました。その一部を紹介しますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。

美容業界に転職して栄養士の魅力に気が付いたケース

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元々、グリーンハウスで栄養士の仕事をしていました。仕事に慣れがでてきた頃、若い内に他の仕事も経験してみたいと、以前から興味を持っていた美容業界へ転職し、エステティシャンとして一度キャリアチェンジをしたんです。

他の職種を経験してみて、「やっぱり私は食に関わることが好きなんだ!」と気が付くことができ、一度は別の会社で栄養士に戻りました。ですが、グリーンハウスの衛生基準とキャリアの選択肢の多さの違いを経験し、グリーンハウスで改めて栄養士として再スタートを切りました。

病院、老人ホームと経験し、職場によって積める経験は違うな~と体験した後、イベントの企画から販促・当日の運営フォローなど、今では全国展開の研修やイベント企画業務も任せてもらえるなど、変化が多くやりがいのある日々を過ごしています。

食品メーカーに転職して栄養士の魅力に気が付いたケース

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栄養士として実務経験を積んだ後、その経験がどれぐらい通用するのか他で試してみたいという想いもあり、食品会社の受注担当へ転職しました。職種は違うため、派遣社員として完全にゼロからスタート。簡単な受注業務しか任されず、「思っていたのと違う…」と思い悩む日々を過ごしました。

そんな時、栄養士の駆け出しの際にお世話になったグリーンハウスの営業マネージャーから、新規店の立ち上げで力を貸して欲しいと連絡があったんです。辞めた後もそんな風に声をかけてもらえるということにシンプルに喜びを感じ、自分で役に立てるのであれば…とグリーンハウスの栄養士として再スタートを切りました。

その後は、改めて栄養士という仕事自体の社会貢献度の高さを噛みしめ、有料老人ホームや特養の栄養士として、会社の資格サポートを使いながら管理栄養士の資格も取り、今はマネジメント職にチャレンジさせてもらっています。

編集チームまとめ

栄養士以外の仕事をテーマに、どんな選択肢があるのかを紹介してきました。

栄養士と違う世界を見て「やっぱり自分は栄養士で頑張りたい」と思い、カムバック後に活躍できる場所を見つけた方々に関しては、一緒に働く人やキャリアの幅も大切にして成功を掴んだ印象です。

栄養士の知識や経験で何の仕事をするかというよりかは、誰と一緒にどこで経験を積めば望むキャリアに近づけるのかを考えてみるきっかけにもなれば幸いです。

今回取材協力してくれたグリーンハウスも、栄養士が幅広くキャリアを積める会社の一社。研修制度も整えて栄養士を積極採用しているようなので、興味を持った方はぜひチェックしてみてください。

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厳選した旬の食材、調理法、そして安全にこだわり「食と健康の総合ホスピタリティ企業」として、日本のみならず、世界13エリアで多角的に事業を展開。

オリジナルメニューを4,000以上保有し、日本2,694ヶ所の契約施設でのノウハウを落とし込んだ手厚い研修制度が特徴です。

入社後半年程度の手厚い研修を経て、キャリア希望・適性・研修状況を踏まえ、個々に合った職場に配属。キャリアに合わせて、様々な配属先で経験が積めるのもポイントです。

資格取得支援も活発。食と健康の業界で成長していきたいと挑戦する姿勢のある人なら、活躍するための環境は整っています。

(※)数値は2024年6月時点の情報です

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