sponsored by 株式会社グリーンハウス
このサイトは 「株式会社グリーンハウス」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
監修者メモ
直属の上司のほか、マネージャー、リーダー栄養士など、周りにはたくさんの経験をしている先輩がいます。きっと同じ悩みを持っていた時期もある先輩だからこそ、悩みを打ち明けられる環境があります。グリーンハウスには、悩んだとき・つらいときにも支えてくれる上司や先輩がたくさんいます。
sponsored by
株式会社グリーンハウス
栄養士が「つらい…大変…」と感じる主な理由を3つピックアップして解説していきます。
グリーンハウス監修の基、この3つの悩みを深堀しつつ、現役の栄養士さん達はどのような工夫をしているのかも、それぞれのお悩みごとに聞いてみました。参考になれば幸いです。
厨房業務がある場合は、立ち仕事も多く慣れるまで疲れを感じる方もいるかもしれません。また、大量調理などがある職場であれば、重い調理器具を扱ったり大量の具材をまぜたりなど、体力仕事も重なってきます。
その他の職場でも、栄養指導などで病棟をラウンドする、検品などで重いコンテナを運ぶなど、栄養士が関わる職場では様々な場面で身体的負担を感じることも確かにあるでしょう。
しかし、リフレッシュをするためにオンオフの切り替えタイミングを決める、マッサージやストレッチ、サポーターを装着してみるなどできる工夫はたくさんあります。周囲の先輩栄養士はどんな工夫をしているのかを聞いてみるところから始めてみましょう。
栄養士さん達に答えてもらった「疲労の解消法や疲れないための工夫」についてのアンケートを一部紹介します。
就寝前、起床後にストレッチを行っています。
時々、自分へのご褒美も兼ねてリラクゼーションサロンへ行くことも。繁忙期で特にケアが必要な時は、就寝前にビタミン剤を飲んでゆっくり休みます。
力仕事や立ち時間が長い時は、マッサージをしたり意識的に休息を増やしたりします。
冷蔵庫や倉庫へ納品物を移動などが多い日は、腰を痛めないようにコルセットで対策するのもよいですよ。
献立作成・栄養指導以外の事務処理も意外と多いという栄養士さん達も多いのではないでしょうか。調理もある職場であればその時間との調整も必要ですし、食事提供をしている職場では、日々の来客数で忙しさが変わることやイレギュラーで入る宴会などで、時間が読みづらい場合もあります。
また、人員不足が深刻な場合、同僚の急な休みが発生するとその分フォローの時間も必要です。仕事がこなせられる人であればあるほど、追加の仕事も頼まれてマルチタスク化しがち。
その中で、毎月の献立作成などは締め切りもあるので、他の業務に支障のないように段取りをする必要があります。今回お話をうかがった栄養士さん達も、優先順位を決めたり紙に書き出したりなど、自分にあった方法で対策されているようです。
タスク管理のコツや、マルチタスクと楽しく向き合うために先輩栄養士さん達はどんなことをしているかを聞いてきました。その一部を紹介します。
スケジュールにメニュー作成などの締切日を記載し、予定が一目で分かるように管理しています。困った時はタイムスケジュールを見直し、上司と相談します。
事務所に一人で集中できるときは “思考する仕事”を、集中力が切れやすいとき(話しかけてくる人がいるときや午後の休憩後すぐなど)は、“手を動かす仕事”をするなど、業務内容の種類とタイミングを考えて取り組んでいます。
やることリストを改めて紙に書き出す。紙に書き出すと、気持ちが落ち着きます。やるべきことを明確にし、優先順位を決めています。仕事ばかりでは行き詰まるので、スタッフと会話をして気分転換するのも効果的ですよ。
職場によっては、看護師や調理師、介護福祉士など違う職種との連携が必要な場合がありますし、施設利用者と接点が多い職場ももちろんあります。違う立場から意見の衝突もあるかもしれません。
また同じ栄養士の同僚と言っても、経験値の違いから「こんなちょっとしたことを聞いてもいいのかな…」と迷ってしまうこともあるでしょう。場合によっては、年上のパートさんやボランティアさんに指導することもあります。関係性構築も必要です。
そんな時にどうとらえるかが鍵。人間関係が辛い…と捉えるのか、成長のチャンスととらえるかによって180度変わってきます。
様々な年代の利用者さんと触れ合うことによって、献立作成時に気を付けた方がよいことなどアイデアがもらえたりするかもしれませんし、違う職種の方々やベテラン栄養士さんに勇気を出して相談してみたら、今まで得られなかった知識を得られることもあるかもしれません。パートさんなどとの関係性構築の成功体験は、将来チームリーダーになった時に活かせるはずです。
先輩栄養士さん達に、日々どのようなことを意識しているのか聞いてきましたので、参考になれば幸いです。
優先順位をチームメンバーにわかりやすく伝えるためにメモや手紙を活用。 積極的な声がけも欠かしません。また、相手の価値観を大事にし、自分自身が正しいと思いすぎないようにしています。
年上の方々に指導する場合は、丁寧に話したり、時には雑談を入れたりして、伝えるだけではなく“伝わる”指導を意識。可能な場合はサポートに入ることもあります。
調理師やパートさんなど立場の違う方々に気持ちよく働いてもらうために、言い方には気を付けています。とはいえ、時には失敗することもあるので、そんな時は時間を置く、笑顔でいることは心がけています。
献立などで意見が折り合わない時は、一旦その場を離れて改めてコミュニケーションを取りに行くことを心がけています。「繰り返し対話をする」ことがポイントです。
とにかく会話をすることを大切にしています。
栄養士の仕事の大変さ、つらいと感じる3つの理由を紹介してきました。 献立作成や栄養指導だけではなく、働く職場ならではの業務もあり、栄養士の一日はあっという間。時には体力仕事や立ち仕事もあり疲労を感じることもあります。
でも、時にきついことがあっても、それを上回るやりがいを感じられるのが栄養士という職業。
今回快く回答をくださった栄養士の皆さんは、栄養士という仕事にやりがいを見出し、それぞれの職場で活躍されている方々ばかりです。
最後に、一部の方に栄養士の面白味ややりがいを伺いましたので、併せて参考にしてみてください。
私が働く社員食堂ならではだとは思いますが、数種類のメニューがあるので、使用食材や味付けが偏らないように、また、作業工程にも偏りが出ない様にしながら構成するのが、大変さもありながら醍醐味の部分でもあります。
毎日来てくれる利用者さんもいて、その方達に飽きずに食事を楽しんでもらえていると感じる瞬間がやりがいにもつながっています。
チームで職場を作っていく点です。パートさんの意見を取り入れ、作業効率アップにつながった時、みんなが「作業しやすくなった!」と言ってくれた時、嬉しさがこみ上げます。
逆に少し手間がかかるような珍しい献立にチャレンジしたいとなった時、協力してくれる仲間のおかげで利用者さんに喜んでもらえた時は、達成感を感じました。
私が働く職場では、食へのこだわりが強い利用者さんもいます。
ある時、そういった方になかなか満足する料理が提供できなかった時がありました。でも試行錯誤を重ね「あなたが来てから食事が美味しくなった。期待しているから」と言われた時、そして食べたいものを伝えてくれた時、頑張ってよかったと心から思いました。
アンケートを通して、様々な工夫で快適な働き方を見出し、立場の違う方々と多く関わることで、人間的にも栄養士としても大きく成長している栄養士さんの姿がとても印象的でした。
このサイトでは、異なる職場で活躍している栄養士さん達にもお話を聞いてきていますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。