子育てしながら栄養士はできるのか

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子育てをしていると、それだけで手一杯になってしまい、仕事をする余裕がない、という人も多いでしょう。しかし、最近は共働きが当たり前の世の中です。子育てをしながらも、社会と関わりあって仕事は続けていきたいと考える女性も多いのです。特に栄養士資格は苦労して取得したのですから、長く働き続けたいと思いますよね。では、どのように子育てと両立したら良いのでしょうか?

仕事と子育ての両立における悩み

仕事と子育てを両立している栄養士・管理栄養士は、現実には、どのようなことに悩んでいるのでしょうか?

仕事と家庭のバランス

いかに仕事が大切とはいえ、家族に大きく負担をかけてまで仕事を優先することは、好ましくありません。しかしながら、どの程度の仕事量が家族全体にとっての適量なのか、なかなか判断が難しいところではありますが、栄養士・管理栄養士の中にも家庭での役割と仕事量とのバランスをとりたい、という方は多いようです。

イヤイヤ期などにおける仕事の受注量

2歳のイヤイヤ期を皮切りに、子供は精神年齢が一定水準になるまでは、手がかかるようになります。理由もなく「イヤだ」と言って食事を摂ってくれなかったり、起床しても走り回って着替えてくれなかったり、などです。

これら子供の気まぐれな行動に、親の大切な時間は少なからず削られます。仕事に回せる時間が不安定な状況の中、フリーランスの栄養士などは、無理なくこなせる仕事量が見極めづらくなります。

子供の急病時における仕事

小さな子供は身体的にも不安定です。「朝は元気だったのに、保育園から帰ったら急に高熱を出した」などという例は、決して珍しくありません。そのため、日時の決まった仕事を入れにくくなります。

福利厚生を確認しよう

子育てと仕事の両立は、決して不可能ではありません。社会には、子育てと仕事をうまく両立させながら日々を送っている方が大勢います。

大事なことはまず会社の福利厚生をチェックしましょう。会社によって、育児への理解やサポートは様々。一つの会社で長く働き続けるのであれば、育児への理解やサポート体制の整っている企業に勤めるのが良いでしょう。栄養士を多く採用している、委託給食会社の場合は、育児に対して理解もあり、福利厚生も整備されています。

子供が小さいと、急に体調を崩したりして早退しなくてはならない日もあるかもしれません。そんなときに職場の仲間に協力してもらえるような関係づくりも大切です。

時短勤務やパートとして働く

子育てをしている間は無理なく働きたい、という人は会社の制度を利用した時短勤務やパートとして働くのも選択肢のひとつです。フルタイムで働くことよりも、時間に融通も利きやすいでしょう。その時々の生活状況に応じて、上司に相談することで働き方を変えることも、ムリなく長く勤めることのできる秘訣です。

では具体的に、時短勤務やパート勤務で働くことのメリットを見ていきましょう。

時短勤務のメリット

時短勤務とは、主にフルタイムで働く社員を対象に、子供が満3歳になるまでの間、勤務時間を短縮させて働くことのできる制度のことです。社員が勤務を申し出た場合、雇用主は適切な措置をとらなければならないことが、育児休業法に定められています。

仕事と子育ての両立を前提とした場合、時短勤務には、主に次のようなメリットがあります。

  • 現在の雇用身分を維持したまま勤務時間を短縮できる

    時短勤務は、基本的にフルタイムで働く社員を対象とした制度。よって制度の利用が認められれば、現在の雇用身分・福利厚生などを維持したまま子育てにも力を注ぐことができます。

  • キャリアパスを中断せずに子育てができる

    一時的に勤務時間は短くなるものの、社内におけるキャリアパスを中断・放棄せずに子育てをすることができます。

パート勤務のメリット

パート勤務とは、労働者が任意で時間や日時を選んで働ける雇用形態のこと。子育てを優先した勤務体系にすることができるなど、勤務日時は労働者の裁量に多く委ねられます。

仕事と子育ての両立を前提とした場合、パート勤務には、主に次のようなメリットがあります。

  • 子育て最優先で仕事をすることができる

    時短勤務の社員に比べ、一般にはパート労働者のほうが、勤務時間を柔軟に変更できます。希望すれば、一時的に子育てを最優先にして働くことも可能でしょう。

フリーランスの栄養士として働く

栄養士として十分に経験を積んだ方の中には、フリーランスの栄養士として独立する例も見られます。個人や組織からの依頼を受けて栄養指導を行ったり、独自で料理教室を開いたり、栄養・調理に関する原稿を執筆したり、などの仕事です。

フリーランスとして独立した場合、自分で営業をして仕事をとってくる必要がありますので、その点は大変かもしれません。しかし一方で、フリーランスには比較的自由に時間を使える点や自分の信念に沿った仕事をできる点など、たくさんのメリットがあります。自由度の高い働き方なので、もちろん子育てを優先して働くことも可能です。

大企業や公務員の栄養士として働く

福利厚生が充実している職場は人員や体制も整っており、前述の短時間勤務の制度を利用しやすい環境にあるでしょう。

福利厚生が充実している職場と言えば、一般には大企業があげられます。また、保健所や給食センターなどで働く公務員も福利厚生が充実しています。最近では、優秀な人材やキャリア継続の確保手段として、福利厚生や制度の見直しがされている職場もあります。

これらの職場への就職は決して簡単ではありませんが、仕事と子育ての両立が仕事選びの条件のひとつになるのであれば、就職するために自身の栄養士としての能力と知識を向上させることも必要でしょう。

栄養士は再就職しやすい!

栄養士は資格職です。資格がなければ栄養士として働くことはできません。その反対で、資格さえあればずっと栄養士として働くことができます。そのため、結婚や出産で一度職場を離れても、再就職しやすいと言われています。

企業のニーズと自分のライフスタイルがマッチした仕事の仕方を見つけられるといいですね。家族を優先したいとなれば、土日が休みの職場を探すのもいいですし、できるだけ子供と過ごしたいと考えるのであれば、お昼までに仕事が終わる職場を選ぶのもいいのではないでしょうか。

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