栄養士のお仕事大百科

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【新卒向け】栄養士の就職活動マニュアル

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栄養士・管理栄養士として働くためには、就職活動をどのように進めれば良いのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
就職活動の基本的な進め方や効果的な履歴書作成、面接のポイントを押さえ、就職活動を成功させましょう。

最初の第一歩!
栄養士・管理栄養士の就職活動の進め方

栄養士・管理栄養士の就職先として病院や高齢者介護施設、企業などがありますが、就職活動の基本的な進め方に違いはありません。ここでは、栄養士・管理栄養士の一般的な就職活動の進め方についてご紹介します。

学校の就職窓口や他で求人情報を集める

就職活動を始めるにあたり、まずは学校の就職課(キャリアセンター)などで情報収集しましょう。

新卒を対象とした多くの求人の窓口となるのがキャリアセンターです。学生の就職活動サポートに関して多くの実績を持ち、面接やエントリーシート、履歴書の作成などをサポートしてくれます。

キャリアセンター以外には就活サイトやハローワーク、都道府県栄養士会のホームページなどでも情報収集が可能です。エントリーしたい企業や施設が決まっている場合は、定期的に採用ページを確認しておくと良いでしょう。

栄養士・管理栄養士の求人倍率はどれぐらいなの?

就職活動を始めるにあたって、気になる栄養士の求人倍率。厚生労働省の発表する数字だけでは、職域や施設の規模によって求人倍率に大きな幅があることまでは知ることができません。

そんな栄養士の求人倍率、背景にある採用動向などを詳しく解説したページは別に用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。

説明会などに行く

求人情報を収集できたら、企業個別の説明会や合同企業説明会、就職フェアなどに参加してみましょう。

希望する業界、職場がまだないという場合は、合同企業説明会がおすすめ。栄養士・管理栄養士を必要としている企業の傾向や、どのような人物像を求めているのかなどを知ることができる良い機会です。

希望する企業がある場合は、その企業が開催する説明会に参加しましょう。ホームページだけでは知り得なかった企業の特徴を、より深く理解できるチャンスです。

活躍したい分野を明確にしておく

就職活動をスムーズに進めるためには、あらかじめどのような分野で活躍したいのかを考えておくことも必要です。

授業や校内実習、臨地実習(校外実習)での経験を踏まえ、どのような分野が興味深かったか振り返ってみると良いでしょう。

希望する業界をある程度決めておけば、面接対策にも役立ちます。

気に入った会社・施設にエントリーをする

気になるポイントや譲れない条件をピックアップしつつ、エントリーする会社を選びましょう

着目するポイントは人それぞれですが、主に以下についてはチェックしておくことをおすすめします。

  • 栄養士・管理栄養士の人数や所属部署の運営体制
  • 研修制度の有無
  • 福利厚生

適性検査・採用試験を受ける

栄養士・管理栄養士の就職試験は、就職先によって異なります。履歴書の提出にはじまり、筆記試験や適性検査、面接などがあります。

内容の一例は、以下の通りです。

  • 筆記試験:一般常識、専門分野、小論文
  • 適性検査:SPI
  • 面接:個別、集団
  • グループワーク

特に新卒の採用試験では筆記試験や適性検査、グループワークなどがあるケースも多いため、あらかじめ対策をしておきましょう。

内定後、入社

希望する企業や施設から内定の通知が届き、入社承諾の意を示した段階で就活は終了です。

新卒採用の場合、入社前研修や入社式が設けられるケースもあります。身だしなみを整え、必要な持ち物を準備して臨みましょう。

勤務開始までの間は授業や実習に力を入れ、栄養士・管理栄養士として働くうえで必要な知識をしっかりと固めておくことを心がけましょう。

栄養士・管理栄養士職の
履歴書と職務経歴書の書き方

栄養士・管理栄養士の履歴書に書くべきポイント

履歴書において、重視されるのは志望動機や自己PRです。

志望動機は、栄養士・管理栄養士に欠かせない「食」への熱意や健康への想いを、企業や施設の理念・特徴に絡めた文章構成を意識しましょう。

また自己PRでは、体験談を盛り込んで自分の強みを伝えることが必要です。協調性や管理能力、努力を惜しまない姿勢など、自分の長所が伝わる文章で、自分自身をアピールしましょう。

アピールできるボランティア活動やアルバイト

栄養士・管理栄養士の新卒の場合、食と関連のある体験をアピールすることがおすすめです。

一つの例として「飲食店でのアルバイト経験」が挙げられます。新メニューを開発し、そのメニューが好評を得た、売り上げアップに貢献できたといった経験があれば、採用企業に興味を持ってもらえるでしょう。

ボランティア経験がある方は、自発的な行動やコミュニケーション力をアピールでき、かつ「相手のためになった」ことがわかるエピソードを選びます。

短期間のボランティアや、誘われて始めた活動などはマイナスイメージを持たれやすいため、履歴書に書くのは控えた方が良いでしょう。

栄養士・管理栄養士職の面接対策

用意しておきたい回答例の傾向

栄養士・管理栄養士の面接でよく聞かれる質問としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 志望動機を教えてください
  • 栄養士を目指したきっかけを教えてください
  • 調理経験はありますか

よくある質問への回答は、あらかじめ準備しておくことが大切です。答えられなくなってしまったり的外れな回答をしてしまったりすると、あまり良い印象をもたれない可能性があります。

志望動機では面接先の企業や施設の特徴を盛り込んだ内容を、栄養士を目指したきっかけについては具体的な内容を話せるようにしておきましょう。

調理経験がある場合は、その旨を伝えます。ない場合でも、日頃から自炊をしているなど、調理に抵抗がないことはアピールポイントになります。

実技や適性検査がある場合の準備方法

栄養士・管理栄養士の採用試験では、調理実習などの実技試験を行うケースがあります。例えば保育園の採用試験では、野菜のカットや盛り付け、離乳食、献立作成に関するものなどがあるようです。

それほど難しいものではないようですが、念のため実技にも対応できるよう準備しておくと良いでしょう。 適性検査では、応募者のさまざまな能力(言語力、計算力、思考力など)や性格を測り、向いている仕事や適した職場を知るために実施します。

いくつかの種類がありますが、多くの企業で採用されているものが「SPI」です。
計算や確率などの数学的な問題や、言葉の意味や文章を解読する問題があるため、文章を読んで語彙力を上げたり、計算式を解く感覚を取り戻しておいたりすると良いでしょう。

栄養士の就職活動を成功させるポイント

一つの業界だけに絞りすぎず幅広い業界研究を

就職活動では、より自分に合った就職先を探すための業界研究が欠かせません。

栄養士・管理栄養士が活躍できる職場は多岐にわたります。病院や高齢者介護施設などが一般的と思うかもしれませんが、当然ながらそれだけではありません。

自分に合った職場探しの土台を築くためにも、幅広い業界に目を向けましょう

自己分析をする時間を設ける

業界研究と並び、就職活動を始める際に重要となるのが「自己分析」です。

自分が過去に取り組んだこと、体験した出来事などを通して自分の強みや弱みを把握することで、自分に合った職場が絞り込みやすくなるほか、入社後のミスマッチを防ぐことにも役立ちます

履歴書の自己PR作成や面接対策にも効果的です。

将来「どんな栄養士になりたいのか」を考えておく

自分の将来像といっても、具体的にイメージするのは難しいもの。とはいえ、3〜5年後の自分なら想像できるかもしれません。

例えば「栄養指導をこなせるようになりたい」「食育に関するイベントを企画したい」「美味しいといってもらえる食事を作りたい」など、自分のやりたいことに絡めて思い描いてみましょう

キャリア目標がはっきりしていれば、就職活動も迷うことなくスムーズに進められるはずです。

臨地実習(校外実習)以外の企業へのインターンシップへ参加

関心のある企業がインターンシップを開催しているようであれば、ぜひ参加しましょう。

企業が設ける職業体験の場であるインターンシップでは、実際の栄養士業務の流れや職場の雰囲気などが体験できます。

インターンシップに参加して企業の特徴をつかんでおけば、エントリーシートの作成や面接対策にも役立つでしょう。

臨地実習(校外実習)とインターンシップの違い

栄養士または管理栄養士養成施設のカリキュラムに沿って、実際の業務を学ぶのが臨地実習。一方、インターンシップでは企業理念のもとで実際の業務を体験します。

また、臨地実習は決められた施設で実施するのに対し、インターンシップは自分が関心のある企業を選んで参加できるという違いがあります。

インターンシップでは実際の現場での業務を体験します。そのため、学校のカリキュラムに沿った臨地実習よりも、自分の目標を明確にしやすいでしょう。

栄養士・管理栄養士の就職先のなかにも、インターンシップを開催している企業や施設があります。一度チェックしてみると良いでしょう。

インターンシップ先の一選択肢
「給食委託会社」での働き方

まだどの分野に就職するか決めかねている、いろいろな業界を経験してみたいという方は、給食委託会社で働くことも一つの選択肢。給食委託会社でもインターンシップを開催しているケースもあるようなのでぜひチェックしてみてください。

インターンシップに先立ち、当サイトの監修企業であり大手給食委託会社であるグリーンハウスの協力のもと、各現場で活躍する社員の声をまとめてみました。

様々な配属先で経験を積む栄養士・管理栄養士の声

病院に勤務する栄養士・管理栄養士の声

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アレルギー対応や食形態などに間違いがあれば命に関わることもあるため、自分はもちろん、一緒に働くスタッフにも注意を促しながら業務を行っています。

治療の一環の食事という厳しさもありますが、そんな中でも工夫して美味しく食べてもらうことが一番のやりがいとなっています。

高齢者介護施設に勤務する栄養士・管理栄養士の声

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中には食に厳しい方もいらっしゃいますが、食事を何よりも楽しみにしてくれている方も多いので、期待に添えるような食事を提供できるよう意識しています。

力を入れているのは、季節ごとのイベント食。おいしそうに食べている入所者の方の姿を見ることが、やりがいになっています。

学校給食に携わる栄養士・管理栄養士の声

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学校給食で大変だと感じることは朝が早いこと。また、大量調理なので力仕事が多いことも大変だと感じますが、その分スタッフみんなで助け合って作業しています。

今力を入れているのは食育です。栄養たっぷりの献立はもちろん、食に関する掲示物を通して、子ども達が自然と食に興味をもってくれたら嬉しいです。

社員食堂の栄養士・管理栄養士の声

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社員食堂はメニューの多さが特徴でもあります。たくさんのメニューがある中で、食材や厨房作業に偏りが出ないようにメニューを組まなくてはいけません。

流行りのメニューを取り入れたり、イベントメニュー考えたりすることは意外に大変ですが、おいしく食べてもらえた時は本当に嬉しく、やりがいを感じます。

編集チームまとめ

「栄養士の就職活動マニュアル」として、就職活動の流れや成功のためのポイントなどを紹介してきました。自分に合った職場に就職するためには、業界や企業をよく研究することが重要です。就活フェアや企業説明会と合わせてインターンシップを活用すれば、より企業への理解が深まるでしょう。

当サイトの監修企業・グリーンハウスでも、2026年卒の学生を対象とした【栄養職1Day仕事体験】を開催しています。ぜひ参考にしてください。

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厳選した旬の食材、天然調味料にこだわり「食と健康の総合ホスピタリティ企業」として、日本のみならず、世界13エリアで多角的に事業を展開。

オリジナルメニューを4,000以上保有し、日本2,694ヶ所の契約施設でのノウハウを落とし込んだ手厚い研修制度が特徴です。

入社後半年程度の手厚い研修を経て、キャリア希望・適性・研修状況を踏まえ、個々に合った職場に配属。キャリアに合わせて、様々な配属先で経験が積めるのもポイントです。

資格取得支援も活発。食と健康の業界で成長していきたいと挑戦する姿勢のある人なら、活躍するための環境は整っています。

(※)数値は2024年6月時点の情報です

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