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社会人として働きながら管理栄養士を目指すことは可能です。ただし、大前提として管理栄養士養成施設または栄養士養成施設で栄養学の基礎を学び、養成施設を卒業している必要があります。
「栄養士の学校は行ったことがありません」という方は、まずは栄養士の資格がとれる専門学校や大学を探しましょう。栄養士の学校には夜間部はないのと、通信教育では栄養士の資格は取れませんのでご注意ください。
ここからは養成施設は卒業した(または卒業予定)けどまだ管理栄養士の資格は持っていない、または、他の職種を経験しやっぱり栄養士・管理栄養士として頑張りたい!という方々向けに、働きながら管理栄養士の資格を取得するために必要な情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
管理栄養士になるためにどのような学校を卒業したかによって、受験資格の条件も変わってきます。まずは管理栄養士になるための必要なルートを見ていきましょう。
大学や専門学校などの4年制の管理栄養士養成施設を修了した場合、管理栄養士国家試験に合格後、厚生労働大臣の免許を受けて管理栄養士になります。 管理栄養士養成施設卒業の場合は、栄養士の実務経験がなくても受験はできます。また、2025年第40回の試験から栄養士免許の取得も必要なくなる予定です。
栄養士養成施設を卒業した場合、管理栄養士養成施設卒と大きく異なるポイントは、栄養士の実務経験が求められるということ。何年制の施設を修了したかによって求められる実務経験も変わってきますので、ご自身のケースを確認してみてください。
管理栄養士の試験出願時には、実務経験を証明する「実務証明書」が求められます。これらの一連の流れを経て、管理栄養士国家試験の受験資格が得られます。
厚生労働省令で定められる施設で、栄養の指導に従事することが必要です。栄養の指導と関係ない業務の場合、実務経験として認められません。実務経験として認められる施設をまとめましたので参考になれば幸いです。
また、正社員でなくアルバイトや非常勤で働いている場合でも、週4日以上6時間以上働いていれば受験資格は得られます。
管理栄養士が身に着けておくべき知識は大きく2つに分けられます。まず、栄養のプロとして求められる基礎的な知識を身に付ける「専門基礎分野」。
2つめの「専門分野」は、栄養評価・判定に基づく企画立案や実施、総合的なマネジメント力を養うなど、より専門的な知識が求められます。また、医療や福祉に関することも学んでおく必要があるでしょう。
また、管理栄養士の国家資格試験の出題基準が2020年以降の改定以降は、下記のような出題数配分になっています。
出題科目 | 出題数 |
---|---|
社会・環境と健康 | 16問 |
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち | 26問 |
食べ物と健康 | 25問 |
基礎栄養学 | 14問 |
応用栄養学 | 16問 |
栄養教育論 | 13問 |
臨床栄養学 | 26問 |
公衆栄養学 | 16問 |
給食経営管理論 | 18問 |
応用力試験 | 30問 |
改定前と改定後で一番大きく出題数が増えたのは「応用力試験」。以前は20問でしたが、現在では30問と大幅に増えています。
応用力試験は、多職種連携による栄養ケア・マネジメント等を実践する上で必要とされる知識、思考・判断力を問う試験です。今、栄養士として経験を積んでいる最中であれば、実務経験が活かせる出題項目とも言えるでしょう。
ただし、栄養士の仕事と言っても職場によって経験値が大きく変わってくるので、理想を言えば実務経験の中でも幅広い業種で経験を積んで管理栄養士の資格取得に望むのが結果的に効率的なルートです。
管理栄養士の勉強範囲は非常に広く、栄養学、食品学、臨床栄養学など多岐にわたります。そのため、仕事と学業を両立するためには、効率的なスケジュール管理が不可欠です。
学習計画を立て、時間を有効に活用することが成功の鍵となります。特に働きながら資格取得を目指す場合、自己管理能力が重要です。
旺文社 教育情報センターが2024年4月に発表した情報によると、管理栄養士国家試験の合格率は新卒80.4%、既卒の管理栄養士養成課程卒7.8%、既卒の栄養士養成課程卒11.1%という結果が表しているように、働きながら管理栄養士をとるのはなかなかハードルも高いことがわかります。
一人で資格取得の勉強をする…となると、自分自身に打ち勝つための工夫は必要です。管理栄養士を目指す仲間が多い環境を見つける、管理栄養士になるための効率的な勉強方法を支援してくれる環境に身をおくことができれば、途中何度も訪れるであろう「中だるみ」も乗り越えられることでしょう。
管理栄養士の国家試験で数多く問われる「食事摂取基準」などは、複数年に一度改訂されるため、過去問だけに頼るのは危険です。
例えば、2025年版の食事摂取基準では成人の「食物繊維の理想的な摂取量」を、これまでよりも1グラム高い1日25グラムに設定するなど、栄養基準や食事摂取基準が見直され、新たな項目が追加される予定です。
最新の情報を常にチェックし、試験対策に反映させることが重要です。栄養士の現場で働きながらであれば、このようなトレンドのキャッチアップは比較的しやすいと言えるでしょう。
資格対策の書籍購入程度で費用がほとんどかからないのと、自分のペースで勉強を進められることがメリットです。分からない個所が聞けないというデメリットはあります。また、モチベーション維持がどれぐらいできるかも鍵になってくるでしょう。
勉強のスケジュールが決まっているので、否が応でも勉強する状況は作れます。また、疑問点が出てきた場合は講師に聞くことができます。デメリットとしては、費用がかかるということと、日時が決まっているということ。残業などで行けない…となった場合は、授業料を無駄にすることにもなりかねません。
ポイントを押さえつつ自分のペースで勉強できて、費用も比較的押さえられるのが魅力。ただし、モチベーションや勉強の進行、時間配分など自己管理が必要であることは変わりありません。一緒に勉強できる同僚や先輩栄養士に聞ける環境があれば、おすすめの勉強法です。
栄養士を多く輩出するような企業の場合、資格支援制度や研修も豊富に取り揃えて、管理栄養士の資格を取得する環境を整えていることもあります。
そういう企業に在籍している場合は、自己学習以外では勉強のためのコストもかかりませんし、合格のポイントを踏まえた講座を提供しているケースも多いようなのでぜひ活用しましょう。
また、社内に複数名管理栄養士がいるような企業であれば、お互いに情報共有したり、試験勉強で切磋琢磨したりすることもできます。
栄養士としての実務経験も積みながらなので、学んだことの吸収も早いはず。 ただし、全ての企業が資格サポート・研修制度が整っているわけではないので、企業のHPや面接などで資格支援体制はぜひチェックしておいてください。
当サイトの監修企業・グリーンハウスも、研修制度が豊富で、管理栄養士の資格サポートも提供している企業の1つ。
eラーニングで管理栄養士試験の過去問も勉強できる「管理栄養士チャレンジ講座」だけではなく、学習を進める上でのフォロー体制も整え、合格に向けてサポートしてくれます。管理栄養士の同僚も多いので、先輩に色々と話を聞くこともできるのもポイントです。
参考までに、グリーンハウスに入社し、栄養士として活躍しながら管理栄養士の資格を取得した方のキャリアパスも以下に記載しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1年目 | 現場研修を経て病院へ本配属 |
---|---|
3年目 | 特別養護老人ホームでイベント企画や献立作成 |
4年目 | 有料シルバーマンションでセミナー開催等を経験 |
6年目 | 管理栄養士の資格を取得! 特別養護老人ホームで栄養士として働く傍ら、独学に加え「管理栄養士チャレンジ講座」を活用しながら見事合格。 |
8年目 | イベントの企画から販促・当日の運営フォロー、新規オープン営業所の献立作成や、健康セミナーを実施するなど多岐に渡り活躍。 |
16年目~ | 全社の統一メニューを企画・作成したり、栄養士研修を実施したりするなど様々な業務に携わる |
働きながら…と言っても、管理栄養士の資格取得という点においては、栄養士として経験を積みながらの方が合格の可能性が上がるように感じました。可能であれば、資格サポート制度が整っている環境に身を置くことが何よりの近道。
ただし忘れて欲しくないのは、管理栄養士の資格を取ることをゴールにしないこと。 管理栄養士の資格をとってどんな自分になりたいのか。どんな風に管理栄養士として活躍していきたいのかもぜひこの機会に考えてみてください。
サイト監修企業・グリーンハウスで、様々な職場で活躍している管理栄養士の方々にインタビューをしてきたページもあるのでぜひそちらも併せて参考にしてみてください。
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厳選した旬の食材、天然調味料にこだわり「食と健康の総合ホスピタリティ企業」として、日本のみならず、世界13エリアで多角的に事業を展開。
オリジナルメニューを4,000以上保有し、日本2,694ヶ所の契約施設でのノウハウを落とし込んだ手厚い研修制度が特徴です。
入社後半年程度の手厚い研修を経て、キャリア希望・適性・研修状況を踏まえ、個々に合った職場に配属。キャリアに合わせて、様々な配属先で経験が積めるのもポイントです。
資格取得支援も活発。食と健康の業界で成長していきたいと挑戦する姿勢のある人なら、活躍するための環境は整っています。