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栄養士の就職先にはさまざまな選択肢がありますが、目指す分野によっては狭き門である場合もあります。
そこで、今回は実際の栄養士の求人倍率についてご紹介します。
栄養士単独の求人倍率は不明ですが、厚生労働省による令和6年10月の一般職業紹介状況を参考にすると、栄養士が含まれる「その他の保健医療従事者」の新規求人数は8,606人でした。その求人に対して新規求職者数は2,131人であり、求人倍率は4.04倍です。
コロナにより求人倍率は低迷しましたが、ここ数年また上昇傾向にあり、栄養士の需要も高いと考えられます。
参照元:一般職業紹介状況(令和6年10月分)( https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45900.html )
栄養士のニーズが高まることで、栄養士の採用枠も広がるのではないかと考えられています。
地域包括支援センターなどにおいて多職種協働による個別事例の検討などを行い、地域のネットワーク構築、ケアマネジメント支援、地域課題の把握などが推進されるようになりました。
地域ケア個別会議では、より多角的に検討を行うため、直接サービス提供に携わらない専門職の参加が求められ、栄養士の参加も推進されています。地域の高齢者の低栄養問題や他業種との連携サポートなど、栄養士の専門性が活かされる場面は今後さらに増えていくと考えられます。
栄養改善法から健康増進法に改正したことで栄養士の関わる範囲が広がりました。国民の栄養状態の調査・指導のためだったものが、生活習慣全般が対象となったためです。
特定給食施設の中には、栄養士や管理栄養士の配置が義務づけられている施設もあり、栄養士のニーズが高まっています。生活習慣全般が対象となり、医師や保健師、薬剤師など他職種と連携をとりながら業務にあたることも期待されているようです。
高齢化に伴い咀嚼力や嚥下力が低下してしまう人は多く、結果として低栄養状態を招くリスクも高まります。低栄養になると、筋力や免疫力の低下を引き起こす可能性も高まります。
高齢化社会が進むにあたり、そういった方々への栄養ケアがますます必要となってきます。そんな背景を踏まえると、栄養士の需要は今後も期待できるのは言うまでもないことでしょう。
現代は飽食時代の栄養失調との言葉もあるように、外食や中食、加工食品など食の選択肢が増えた一方、選び方を間違えることで食の乱れを引き起こしてしまうこともあります。そのため、適切な食事の量と質などについての指導ができる栄養士の存在が必要とされます。
偏った食生活や過度の痩せ願望、隠れ肥満などさまざまな食に関する悩みを抱えた人が多く、栄養士による食育や栄養指導の必要性が高まっています。
また、生活習慣病の低年齢化により、食に関する正しい知識や実践を子どもの頃から知っておく必要がある時代になりました。このような社会的背景から、2005年に食育基本法が制定されて以降、栄養士や管理栄養士の役割がますます重要視されるようになっています。
栄養士の就職先はさまざまです。ここでは、令和5年度の栄養士・管理栄養士養成施設卒業生の就職先において、10%を超えるものをピックアップしたのでご紹介します。
参照元:一般社団法人栄養士養成施設協会/卒業生の就職率と就職先( https://www.eiyo.or.jp/about/shushoku.html )
管理栄養士養成施設に通う学生の40%程度が病院や介護福祉施設を就職先として選んでいるようです。
健康増進法の改正により、特別な栄養管理や継続的な食事提供を必要とする病院と介護福祉施設は、慢性疾患を抱える患者(利用者)さんに対する食事(栄養)指導や高齢者の栄養ケアマネジメントなど専門的な知識も必要とされるため、管理栄養士の需要は高まっています。
また、生活習慣病予防のニーズの高まりにより、健康な人、または、生活習慣病のリスクがある人へのサポートができる社員食堂やスポーツジムなどの企業を就職先に選ぶ人も増えています。
参照元:一般社団法人栄養士養成施設協会/卒業生の就職率と就職先( https://www.eiyo.or.jp/about/shushoku.html )
管理栄養士と同じく就職先の第1位は病院であり、第2位は乳児院や児童養護施設、保育所などの児童福祉施設です。病院では、患者さんへの栄養指導や栄養ケアマネジメントは管理栄養士の領域になりますが、児童福祉施設では、子ども達の年齢と発達、発育を考慮した上で、栄養アセスメントを踏まえた食事計画の作成、実施に携わることができます。
少子高齢化が進む中で、健康寿命をのばすために、社員食堂やフィットネスジム、エステサロンなど、さまざまな場所で未病の人を対象とした食育や食事指導などのニーズが増えています。そのため、今後は栄養士の活躍できる場がさらに広がることが期待できます。
栄養士の仕事は献立作成や食材発注、調理業務など同じ業務内容でも、働く場所により中身が異なることがあります。スキルアップのために転職するのもありですが、転職せずさまざまな環境での経験を積める委託給食会社を選択するのもおすすめです。
栄養士として委託給食会社で働く2つのメリットをご紹介します。
委託給食会社では、病院や介護・児童福祉施設、学校、保育園、給食センター、社員食堂などさまざまな職場での給食業務に関わることができます。同じ給食業務であっても、求められる知識やスキルは異なります。
委託給食会社は定期的に異動の可能性があり、さまざまな分野で経験を積めるチャンスが多くあります。成長意欲のある方にはおすすめの働き方と言えます。
また、さまざまな配属先で経験を積むことは、コミュニケーション能力や対応力の向上にもつながるでしょう。
栄養士は、関連の知識やスキルを増やすことでキャリアアップが期待できる職業です。委託給食会社は社内研修や人材育成の場が充実していることが多く、管理栄養士の資格取得支援やマネージメント力を鍛える研修などを行う企業もあるようです。
直営と比較すると、栄養士・管理栄養士の人数が多いのも委託給食会社の特徴のひとつです。直営の栄養士の場合、身近に専門的な相談ができる人がいないことも多いですが、委託給食会社の栄養士の場合、先輩・同僚・後輩栄養士などが身近にいるため専門的な相談をしやすい心強い環境が整っています。
そして、キャリア支援もしっかりと整っていることが多く、若いうちから責任のあるポストを任せてもらいやすくもあります。
監修企業でもあるグリーンハウスは、厳選した旬の食材、調理法、そして、安全にこだわった料理、脱プラスチックなどさまざまな取り組みをしている大手委託給食会社。
結婚・妊娠・出産・育児などのライフスタイルの変化に対しても、産休・育休制度や休暇支援などが充実しており、働きやすい環境が整っています。
委託給食会社で働く栄養士は、働く場所によって仕事内容ややりがいなども異なる部分があります。
さまざまな場所で働く現役栄養士さんの仕事内容ややりがいなどリアルな声を紹介します。
病院の
栄養士さん
小さいころから料理が好きで、気づけば夕飯の献立を考えるのが楽しみになっていました。栄養士を目指したのは、その延長線上にあったからですね。
今は病院の管理栄養士として、患者さん一人ひとりに合った食事を提供することにやりがいを感じています。病院食は命に関わるものなので、細かな調整が必要ですが、その分「美味しかった」「退院後も作ってみたい」という声を聞くと、本当に嬉しくなります。
高齢者施設の
栄養士さん
食べることが好きで、自分の作ったもので人を笑顔にしたい。そんな思いから栄養士を目指しました。今働いている介護施設では、ご入居者様にとって食事は大きな楽しみのひとつ。期待に応えられるよう、イベント食の工夫や、日々の献立にもこだわっています。
「あなたが来てから食事が美味しくなった」と言われたときは、本当に嬉しかったです。食を通じて喜びを届けられる、この仕事のやりがいを日々感じています。
小学校の
栄養士さん
食べることが好きだったことや、資格を取ることの大切さを考えてこの道に進みました。母親が高校の学食で働いていたこともあり、学校給食で実力をつけたい!という想いで、さまざまな学校に配置してもらい今4校目(笑)。
子どもたちに美味しくて栄養のある食事を提供することにやりがいを感じています。特にイベント食や掲示物を通じて、食の楽しさや大切さを伝えられるのが嬉しいです。「今日の給食、美味しかった!」という声を聞くたびに、この仕事の素晴らしさを実感します。
社員食堂の
栄養士さん
食に関わる仕事がしたいと考え、栄養士の道を選びました。最初は病院勤務でしたが、健康な人に向けた食事提供に魅力を感じ、社員食堂へ転職。
毎日多くのメニューを考え、トレンドを取り入れながら、お客様に喜んでもらえる食事を提供します。「いつもの?」と声をかけると嬉しそうに頷く常連さんの姿を見ると、この仕事を選んで良かったと思います。チームワークを大切にしながら、より良い環境を作っていきたいです。
最後に、今回の記事作成に協力してくれたグリーンハウスさんはどんな視点で栄養士・管理栄養士の採用を行っているのかを紹介しますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
監修者メモ
グリーンハウスでは、全国でヘルスケア部門(病院や高齢者介護施設等)とB&I部門(社員食堂)、学校給食部門で、栄養士の採用を行っております。専門的な知識や技術にとどまらず、自分の可能性を広げ、総合的な視野でフードサービス全体を捉えられるような存在になってほしいと考えています。
基本となるコミュニケーション力を高め、多くのことを吸収し、チームで目標を達成するために力を発揮するような方たちとぜひ一緒に働きたいと思います。